メモリー

私には苦手なことがいくつもあります。早寝早起き、継続した努力、整理整頓……その中のひとつに『覚えておくこと』もあります。自分の失敗や失言は何時までもぐちぐち覚えていて落ち込むくせに、人の顔や誕生日や幸せだった時間は直ぐに忘れてしまいます。大好きなKinKiちゃんに関しても同様です。今月の雑誌の中身も、先週の番組のディテールも何一つ思い出せない。あんなに楽しかったにぶんのいちコンも、ファーストラインも殆ど覚えていない。(そして私の記憶の殆どは後から余所様のライブレポ等で補填したものなのです。)そんな私ですから1、2年前の自分のことすらはっきりとは覚えていません。
先日、読書をしようと本棚を漁っていたらマイブック―2001年の記録 (新潮文庫)が出てきたのです。「なんだ、あたし日記書いてたんじゃーん」と思いページを開くと……日記は案の定、見事に1月5日で止まり、それ以降はチャットで会った人の名前だのメルアドだのの覚書となり、後半に至ってはまるっきり白紙となっていました。物書くのは好きなんだけど、日記って続いたためしがないんですよね。そんな私でも続けられるのが交換日記とWeb日記。両方とも『自分以外の誰かに読まれている』という感覚が続けさせるのでしょうか。とにかくWeb日記に関してはもう何年も続いています。ツールもHTML→すくすく→さるさる日記→ape board→はてなダイアリーと変遷してきました。が、もともと根が大雑把で怠惰でずぼらな私は結構最近に至るまで日記のログというものを残していませんでした。一番古く残っているもので2001年の夏の終わりから。マイブックを探したついでにそれもハードディスクから引っ張り出して読んでみました。当時は大学の5回生で、週に3回片道3時間近くかけて学校に通っていたので、学校と卒論と自動車学校のことばかりで殆どKinKiの話題は書いてありませんでした。この頃は結構意図的にKinKiの話題を避けてたんですよねー。まぁ最も出入りしてたサイトが九重*1だったんで自然と九重繋がりの人たちが見てくれることが多かったですし。KinKi話題が増えたのははてダに移ってからですね。最初は探り探り少しずつ書いていったのですけど、KinKi関連ワードで来て下さっている方が凄くたくさんだったので調子に乗って今じゃ何の遠慮もなく書いてます。(でも一応私の中で線引きはあるんですけど。ハミ毛とか陰毛とか書いといて一体何処に線があるんだか。)しかしどんなに独りよがりだったり青臭かったり意味のなかったりする日記でも後で読むとそれなりに想い出だったりするのですね。やっぱり日記のログは残しておこう。(とかいいつつ交換日記の方はログを残していないのです。/汗)

*1:高河ゆん公式サイト kokonoe.comここのチャットは公式オープン時からずっとお世話になっていろいろお友だちも増えました。